湯をポットに入れる時に、高い位置から注ぐのか?
こんにちは〜
今日は、刑事ドラマの影響で、良く質問を受ける表題の件について話したいと思います。
ご自宅で入れる際の参考になれば嬉しいです。
ちなみに、この話は突き詰めると、実はだいぶ内容が複雑になってしまいますので、
今回も出来るかぎり、店主のひとり事らしく、シンプルに書きたいとおもいます(^-^)
まずは、高く注ぐ理由として、良く言われるのは、
「空気を多く取り込むことができ、また勢い良くポットに入る為、
茶葉が循環しやすくジャンピングを起こしやすくなるから…」ということなようです。
私は理数系ではないので、理論的なことは分からないにせよ、
経験上は、この理由がいまいちう〜ん、負に落ちないのです…(^^;)
”高いところから注ぐと空気が多く取り込まれる?”
確かにインドのチャイのように、出来上がったチャイを
繰り返し何度も高い位置から別の容器に移し替えれば、
空気に触れる時間を長くさせ、味もまろやかで美味しくしてくれるのはわかります。
ただ、今回の件は…
チャイのように繰り返し容器を移し替えるのではなく、お湯をポットに注ぐのは一回切りです。
しかも入れるのは、茶葉に入れるお湯だし…
また、汲みたての水をつかえば充分な空気の量になってるはずだし(^_^;)
そして一番大事な温度が下がってしまい紅茶の成分がバランス良く抽出できなくなります。
つまり、お湯は高いところから注ぐことにより紅茶のおいしさがアップする理由が、いまいち見当たりません。
”勢いよく入れるとジャンピングが起きやすい?”
ジャンピングという現象は注ぐお湯の勢いを良くすることで起きるのではないんですよね…(^-^)
お湯を注いだ際に、茶葉やお湯に含まれた空気に茶葉が絡まって浮力で上にあがり、
茶葉がお湯に浸水していくことで重みで下にさがり…
これが絶えずポットの中で起きることで、ジャンピングが起きています。
つまり、これは茶葉がお湯と合わさったことで起きる結果であって、
勢いでお湯をいれ人口的に起こすものではないんですよね(^_^;)
やはり、紅茶にお湯を注ぐ際には、
一番大切な温度を下げないために20センチ適度な高さから
お茶を自然に注ぐのがおいしい紅茶を入れるには良いように思います(^-^)
ただ、Cocha Barでは、茶葉ごとの特性に応じてお湯の入れる位置や勢いを実は変えています…
この話をつきつめると、深い沼に入ってしまうので、興味のある方は店で話しましょう〜!
まずは、ご自宅で美味しい紅茶の淹れ方は20センチ位の適度な高さからお湯を自然に注ぐこと。
これが基本的な考え方だと思います(^-^)
アクセス
南海高野線「堺東駅」から徒歩5分、
店舗前にコインパーキングもございます。
Tel:072-242-4336
営業時間:13:30-21:30(土日・祝は19:30)
最終入店時間:20:00((土日・祝は18:30)
定休日:火・水
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電車:南海高野線 堺東駅 徒歩5分
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